
東京駅から徒歩5分。地上10階・地下2階、高さ45mのオフィスビルが2026年7月に竣工します。TOFROM YAESU THE FRONT。東京駅前八重洲一丁目東A地区市街地再開発事業によるものです。
10階建てという規模ですが、東京駅に直結し、6駅28路線が使えます。この記事では、TOFROM YAESU という街区全体の中でこの棟がどこに位置するのかを含めて整理します。
建物の概要
- 所在地:東京都中央区八重洲1-9
- 竣工:2026年7月
- 規模:地上10階・地下2階
- 高さ:45m
- 延床面積:12,218.21㎡
- 構造:鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
- 施行者:東京駅前八重洲一丁目東A地区市街地再開発組合
- 最寄駅:東京駅 徒歩5分/京橋駅 徒歩5分/日本橋駅 徒歩7分
TOFROM YAESU という街区
複数の建物で構成される
TOFROM YAESU(トフロム八重洲)は、東京駅前の八重洲一丁目東地区で進む再開発の総称です。THE FRONT はその一部で、街区にはこのほか TOFROM YAESU TOWER や TOFROM YAESU TOWER(地上51階)が含まれます。
街区全体では、個性豊かな飲食店舗を中心に60を超える店舗がオープンする計画で、江戸から続く八重洲の食文化を継承する商業ゾーンが整備されます。国際写真祭「T3」の会場になるなど、アートプロジェクトも展開されています。
THE FRONT の位置づけ
THE FRONT は10階建て・高さ45mと、街区の中では低層側にあたります。地上51階の TOWER に対して、駅により近い前面に立つ棟という構成です。延床12,218㎡はオフィスビルとして中規模で、街区全体の中では専有面積の絞られた建物になります。
6駅28路線という接続
東京駅に直結し、6駅28路線が使えると公表されています。東京駅にはJR東海道新幹線・東北新幹線をはじめとする新幹線各線、JR在来線各線、東京メトロ丸ノ内線が乗り入れ、徒歩圏には京橋駅(銀座線)、日本橋駅(銀座線・東西線・浅草線)、大手町駅、宝町駅、八丁堀駅があります。
この接続の厚みは都内で最も高い水準です。全国に拠点を持つ企業、来訪者が多い企業にとって、東京駅徒歩5分という条件は移動コストの計算そのものを変えます。
耐震性能と環境性能
公式には、耐震性能と環境性能を高めた設計であること、館内に複数のアメニティスペースを備えることが挙げられています。市街地再開発事業による建物は、防災性能の向上が事業目的に含まれることが多く、この建物もその流れにあります。
具体的な仕様(天井高・床荷重・OAフロア・非常用発電の容量など)は、記事執筆時点で公表されていません。移転を検討する際は、これらの数値を個別に確認する必要があります。
八重洲エリアの再開発
2026年に供給が集中する
八重洲では、東京ミッドタウン八重洲(2022年竣工)に続いて、八重洲一丁目東地区の再開発が進んできました。2026年には本棟に加えてTOFROM YAESU TOWER(地上51階、東京駅徒歩1分)が竣工します。日本橋側では東京ミッドタウン日本橋(地上52階)、日本橋本町三井ビルディング &forest も同年です。
中央区は2026年に供給が最も集中するエリアで、日本橋・八重洲だけで4棟が竣工します。
供給集中の局面で見ておくこと
新築が集中する年は、既存ビルから新築への移転が動き、既存ビルに二次空室が生まれます。八重洲・日本橋で移転を検討する場合、新築だけを見るのではなく、この時期に空く既存ビルの区画も併せて確認すると、条件の選択肢が広がります。
10階建てという規模の意味
延床12,218㎡・地上10階は、超高層が並ぶ八重洲では小ぶりな部類です。ただし、エレベーターの待ち時間が短く、非常時の避難も現実的な階数に収まります。ワンフロアを使い切れる規模の企業が、東京駅至近という立地を取りに行く場合の選択肢になります。
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