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大手町ゲートビルディング|2026年竣工予定、72時間の事業継続と日本橋川の人道橋

公開 2026/9/7 / 更新 2026/9/7

大手町ゲートビルディングの外観

千代田区内神田、大手町駅から徒歩3分の場所に、地上26階のオフィスビルが2026年に竣工します。大手町ゲートビルディング。基準階面積は約179坪です。

この建物の特徴は2つあります。ひとつは日本橋川に面した敷地で、開発にあわせて川沿いの都市基盤が整備されたこと。もうひとつは、72時間の事業継続を建物側で担保する電源構成です。

大手町ゲートビルディングの外観
写真: office.mec.co.jp(公式)

建物の概要

  • 所在地:東京都千代田区内神田1-31-11
  • 竣工:2026年
  • 規模:地上26階
  • 基準階面積:約179坪
  • 最寄駅:大手町駅 徒歩3分/三越前駅 徒歩3分

72時間の事業継続

1,750kVAの非常用発電機を2台

1,750kVAの非常用発電機を2台備え、専有部・共用部とも平常時と同等の電力・換気・衛生機能を72時間維持できる構成になっています。

非常用発電機を持つビルは珍しくありませんが、多くは共用部の最低限の機能(非常照明、エレベーター1基、排煙設備)を賄う容量です。専有部にも平常時と同等の電力を供給できる建物は限られます。

72時間という数字には根拠があります。災害発生後、外部からの支援が本格的に届くまでの目安が72時間とされ、その間は自力で凌ぐ必要があるという考え方です。事業継続計画(BCP)を持つ企業では、この時間の電源確保が要件になります。

換気と衛生機能も維持

電力だけでなく、換気と衛生機能(トイレなど)も維持対象に含まれています。停電時に電気は来ても水回りが使えなければ、建物に留まって業務を続けることはできません。この点まで設計に含まれているかどうかが、実際の事業継続を左右します。

制振:アンボンドブレースとオイルダンパー

構造はアンボンドブレースとオイルダンパーを併用した制振です。アンボンドブレースは、地震時に鋼材が座屈せず安定して変形することでエネルギーを吸収する部材。オイルダンパーは速度に応じて減衰力を発生させます。特性の異なる2種類を併用することで、地震の規模や周期の違いに対応する構成です。

日本橋川に面した敷地

人道橋・広場・船着場

開発にあわせて、日本橋川に人道橋が架けられ、約1,000㎡の広場と船着場が整備されました。大手町仲通りから続く歩行者動線がこの敷地でつながり、川沿いへ抜けられるようになっています。

都心の再開発では、容積率の緩和と引き換えに公共的な空間を整備することが一般的です。この事業では、それが日本橋川へのアクセスという形で実現しています。

日本橋川の位置づけ

日本橋川は長く首都高に覆われてきましたが、日本橋区間の地下化事業が進行中で、2040年頃には川の上空が開ける計画です。川沿いの空間整備は、その先を見据えた動きの一部にあたります。

オフィスの立地条件として川沿いが直接的な利点になるわけではありませんが、周辺の歩行者環境と休憩できる場所の有無は、日常の働きやすさに関わります。

日本橋川に面した広場と船着場
写真: office.mec.co.jp(公式)

内神田という立地

大手町・三越前の両方が徒歩3分

大手町駅は東京メトロ丸ノ内線・東西線・千代田線・半蔵門線、都営三田線の5路線。三越前駅は銀座線・半蔵門線。合わせて6路線が徒歩3分圏です。神田駅・新日本橋駅も徒歩圏にあります。

大手町の中心部に比べて賃料水準は抑えられる一方、駅からの距離はほとんど変わりません。大手町アドレスの物件に手が届かない規模の企業が、同等の交通利便性を確保する選択肢になります。

神田・内神田エリア

内神田は、大手町のオフィス街と神田の商業地の境目にあたる区域です。中小規模のビルが多く、飲食店の集積があります。大型ビルの供給は限られ、この建物のように26階建てで基準階179坪という構成は、エリアの中では大きい部類に入ります。

基準階179坪という規模

ワンフロア179坪は、50名前後を配置できる規模です。26階建てで各階が179坪という縦長の構成は、敷地の制約から生まれる形で、都心の中規模ビルによく見られます。

複数フロアを使う場合、内部階段の有無やエレベーターの台数が使い勝手を左右します。移転を検討する際は、必要なフロア数と縦動線を合わせて確認しておくとよい建物です。

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